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- フルバック通信 第114号(2018/04/10)
こんにちは。デジタコ&物流情報システム開発のフルバック@四日市です。
みなさま、いつもご愛読ありがとうございます。
目次
- 1.また義務化
- 2.久長さんの休日 ~バックハンドスマッシュ!~
- 3.重要なお知らせ?
- 4.運輸・交通システムEXPO出るよ~
- 5.思い出の品
- 6.JICONAXの紹介③
1.また義務化
睡眠不足により安全運転ができない場合は乗務を禁止。いつの間にやら義務化される点呼時の確認項目です。事業者は乗務前の点呼で睡眠不足がないかを確認して、ドライバーはその恐れがある場合は申し出る義務が発生します。どのように運用するかということは自社で考えていただくとして、なぜ義務化されたの? しないとどうなるの? ということに関して少しお伝えします。
そもそも今回の睡眠不足の確認義務は、2016年3月に発生した東広島市のトンネル事故がきっかけです。この事故の原因はドライバーの睡眠不足による過労運転だということが分かりその対策が今回の義務化になるわけです。
過労運転とは、道路交通法第66条によると「何人も~中略~、過労、病気、薬物の影響その他の理由により、正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転してはならない」とあります。
では、正常な運転ができないおそれがある状態とはどんな状態なのか? 正直、過労なんて人それぞれ違うので、一概には言えません。しかしそんなこと言い出したらきりがないので、過労運転の認定基準として公開されているものがあります。それが改善基準告示と呼ばれるものです。
仮に下の図のように、自社のドライバーが居眠り運転によって重大事故を起こしたとしましょう。そうすると、調査のために“あのヒト”がきます。あのヒトは、その居眠り運転が過労運転なのかどうかを調べ始めます。
たとえ健康状態が良好でも、改善基準での違反が見つかれば過労運転になる可能性があります。
皆さん、会社を守るためにはどうしたらいいでしょうか? (西川)
2.久長さんの休日 ~バックハンドスマッシュ!~
にわかに忙しくなってきた。
JICONAXが大好評? おかげさまで、それもまあ、それなりに忙しいのだが、なんといってもこの季節。ツクシだ、フキだ、ワラビだ、と野山にて獅子奮迅の活躍をしなければならない久長さんなのである。
・・・
ところで皆様はご存知だろうか? 国際的にみた日本の労働生産性の低さを。
なんと、OECD 35ヶ国中20位、G7の中では最下位なのだ!(2017 (公財) 日本生産性本部調べ)
昼寝をしたり昼間から酒を飲んだりしている国よりも下。時短だプレミアムフライデーだと騒いだところで、生産性をアップしないことには、ジリ貧になっていくのは目に見えている。
・・・
さすがの久長さんでも、これを聞いてまだのほほ~んとツクシを採っていられるほど楽天家ではない。
今こそ、全国1億3000万を代表し、能率を強く意識して野に立たなければならないのだ!
1本摘むごとに袋に入れて…は時間的ロスが多すぎて論外。ある程度の束にまとめてから袋に入れたい。
ちょっとしたステップの改善だが、これで眼前の障壁 ラテンファミリーは越えられるはずだ。
さらに能率を考える時、入れ物はコンビニ袋ではなくザルになる。クチが開かない! といったスランプから脱出し、さらに風の影響も排除する。そうすれば、米英仏豪を抑えてグランドスラム達成だ。
強豪北欧勢を倒すには、バックハンドの習得だ! 2本の指で
摘み取って、残りの指で握りこむ。 これを繰り返せば、束を反対の手に持ち替えることなく、稲刈機のように採り続けられるという必殺スマッシュなのだ!
どうか皆様にも生産性アップの試行錯誤を続けていただきたい。(久長)
3.重要なお知らせ?
「フル通を待っている人があるのだ。少しも疑わず静かに期待してくれている人があるのだ。
フル通は信じられている。コストなぞは問題ではない。隔月発送などと気のいいことは言っていられぬ。
フル通は信頼に報いなければならぬ。今はただその一事だ! 走れ! フル通」…と。
さて……フル通112号(2018年1月号)の送付状のご挨拶におきまして、「今年よりフル通は隔月での発行とさせていただきます…」というようなことをお知らせさせていただきましたが、あれ、忘れてください…。
やっぱり、毎月発行に戻すことになりました!
(そもそも隔月発行に気づいていなかった方もいたかもですがw)
いえ、本当にまぎらわしいことで申し訳ありません。
こんな2面の面白くもない記事までお読みくださる物好きな熱心な読者の皆様には正直に申し上げますが、今回で114号となるフル通は現在も順調に発行部数を増やしており、1回の発行にかかるコストが馬鹿にならない額になってきているのです。
なので、コストダウンだとか、費用対効果を数値化できないとか、どこぞで聞いたような理由もあって隔月にしたらどうかという上層部判断となってしまいました…。
しかし今回、皆様の熱い声援のおかげで、社内におけるフル通の意義と価値が再認識されました。
結果、上層部は決定を覆し、毎月発行に戻すことに相成りました。
(朝令暮改とはこのことです…)
ということで、今後もがんばって皆様に笑顔とお役立ち情報をお届けしてまいりますので、変わらぬ
お引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。(フル通編集部)
4.運輸・交通システムEXPO出るよ~
今年も運輸・交通システムEXPOに出展しまぁ~す。
今年のテーマはシークレットなので、過去
の来場者アンケートをご覧いただき、興味
がありましたらばぜひお越しください!!
アンケートは2016年(左)と2017年(右)との比較です。2016年の1位は省エネ、昨年の1位は
居眠り運転防止装置などの安全運転支援。随分と皆様の意識も変化しました・・・さて今年は?(西川)
日程:2018年5月23日(水)24日(木)25日(金)
場所:東京ビッグサイト 西ホール
時間:10時~18時(25日は17時まで)
5.思い出の品
こんにちは、廣田です。
さて、今回は思い出の品というのを思い出してみたいと思います。
実家から一緒にお嫁にきたもの(言い方がおばさんくさい)を振り返ってみると・・・ありました。高価なものではないけれど。
子供の頃に集めていた “鈴 ” ダンボール箱にそのまま、大量に出てきました。(写真:右 一部です)
木製や陶器製やらいろいろバリエーションに富んでいて、当時は専用のボックスを作り大切に飾っていたのを覚えています。
その中でも一番のお気に入りが左のふたつ。音色が優しく、風鈴のようです。
随分昔の話ですが、実家は兼業農家で父母は平日は会社勤めを、週末は農作業
をしてました。
休みの日に家族で出かけるなんてことはほとんどなかったです。
そんな中、父が会社の旅行や地区の旅行に出かけた時には、必ずお土産に鈴を
買ってきてもらい、大切に集めていました。
今は家族でお出かけが当たり前なので、皆で共有する思い出がいっぱいですが
久しぶりに見た小さな鈴に、当時を懐かしむことができました。(廣田)
6.JICONAXの紹介②
さて始まりましたシリーズ JICONAX の第3回。
前回は、交通事故があった場合の管理者の動きについて改善できないかを考えてみました。その中で、事故発生時の初動に時間を多く取られ、本当にやりたい未然防止活動の時間がないということをお伝えしました。
そこで今回は、時間がかかる「初動」についてもう少し深く考えてみたいと思います。
事故が発生した場合、負傷者の養護に始まり、警察に連絡、保険会社への連絡など、とにかく連絡が多いわけです。大勢の人が関わるので当たり前なのですが、人が増えると伝え忘れという問題が起きます。
一番多いのが、事故当事者から運行管理者に連絡があったものの、運行管理者が上司や会社全体への報告を忘れているパータン。こうなると、自社のことなのに他人の方が詳しいという、なんともお恥ずかしいことに。
しかしながら、運行管理者の皆様も多くの業務を兼任しているので、忘れてしまうこともあるでしょう。
そこで、オススメなのが「速報」です。テレビを見ていて、重要なニュースは速報が流れますよね?
会社の中での重要ニュースも同じです。まずは速報を流すことで、皆が「あ! 事故があったんだな…」と意識します。
その後、詳細が判明するたびに情報が更新され全員が共通の情報を知る。そうすることで意識が統一され、お客様への対応なども同じにすることができます。
管理ができていないなら、管理者を増やせば良くなると考える人もいるかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。仕組みが出来上がっていない中小企業では尚更です。そう、重要なのは仕組みの方です。
え? じゃあどうしたらいいのかって? 皆さんならどうしますか? (西川)