フルバック通信

フルバック通信 第157号(2021/11/10)
4. DXに向けて ~車検証の電子化について~

皆さんは、車検証(自動車検査証)の電子化(ICチップ化)が2023年1月に予定されているということをご存じでしょうか?
電子化後のイメージは図をご覧になった方がわかりやすいかと思いますので、そちらをご覧下さい。

※転載もと 自動車検査証の電子化に関する検討会 報告書(案) P.45
https://www.mlit.go.jp/jidosha/content/001344573.pdf

さて、気になるのは車検証を電子化することで、何が変わるのか? 何が便利になるのか?
ですが、すぐに思いつくのは以下のようなことだと思います。

・自動車関連の申請がオンラインで出来るようになる
・運輸支局等への来訪が不要になる
・車検時間の短縮
・車検証の即日交付
・リコールの情報提供がスピーディーになる
・不正車両の取締り
・車検証の情報が簡単にデータ化できるので、情報の利活用が容易になる

手続き等の時間が減るというのは嬉しいですが、車検は誰かに任せているという方が多いと思うので、正直そこまで便利さを実感できないのではないかというのが私の意見・・・。

それよりも、車検証の情報がデータ化できるので、そのデータを今までよりも簡単に利活用できるというのは結構嬉しいのではないかと思います。
同じメーカーの車でも、年式によって修理費や燃費の違いがあったりすると思いますが、そういったことがシステムで簡単にわかると便利ですよね。
まぁ修理工場などから送られてくる紙の束(修理履歴)もなんとかしてほしいとは思いますが。

とはいえ、世の中はコロナ渦の影響もあって、電子化やリモート化がどんどん進んでいます。
便利な環境が整っているのは間違いありません。
あとはそれを使いこなせるかだけです。(西川)