フルバック通信

フルバック通信 第163号(2022/05/10)
2.最近の出来事 ~自販機で気が付きました~

お茶を購入しようと会社の前の自販機に硬貨を投入。
520円を入れたはずでしたが、投入表示は20円。
見ると500円硬貨が戻ってきていました。再投入しましたが、あっさり返金。

戻った硬貨をよく見ると、中央部が銀メッキされてる? という感じの違和感のある500円硬貨。
幸い、もうひとつ500円硬貨を持っていたので比較してみると、微妙に違っています。

戻った硬貨の年号を見ると令和。ネットで検索して、新硬貨と気が付いた出来事でした。
2021年11月1日より発行の新500円硬貨だったようです。

従来の500円(左)と新500円(右)、似ていますが違いはわかりますか?

硬貨の中央が別物というのははっきりわかりますけど・・・。
ということで新硬貨の特徴を紹介します。

私も気が付いた硬貨の中心部分は「匠の技、バイカラー・クラッド」。
2種類の金属板をサンドイッチ状に挟み込む「クラッド技術」でできた円板を、「バイカラー技術」というさらに別の種類の金属でできたリングの中にはめ合わせる技術を使うことで作られているそうです。

そして、「世界初! 異形斜めギザ」
側面の斜めギザは従来の硬貨にもありましたが、新硬貨ではギザの一部を他の部分と異なる形状にしています。

大量生産型貨幣への導入は世界初だそうです。

その他いろいろ技はありますが、虫眼鏡が必要となりますのでご自身で確認を!
詳しくは財務省のホームページ「解説!新しい500円貨」にわかりやすく解説されています。(吉武)