フルバック通信

フルバック通信 第161号(2022/03/09)
1.遠隔点呼って何?!

皆さんこんにちは。西川です。
さて、今回は遠隔点呼についてお伝えしたいと思います。

皆さんは、令和4年4月から、遠隔点呼の申請受付が始まることをご存知でしょうか?
詳細な要件は、遠隔点呼実施要領をご確認いただくとして、遠隔点呼と従来のIT点呼の違いって何? ということについてお伝えしたいと思います。

遠隔点呼実施要領
https://jta.or.jp/wp-content/uploads/2022/01/remote_tenko202112.pdf

IT点呼とは
まずIT点呼とは何? ということから確認しましょう。
トラック運送業において、基本的には1日2回(乗務前・乗務後)の対面点呼が義務付けられていますが、IT機器などを用いて対面点呼を擬似的に行うことが認められています。それがIT点呼です。
つまり、疑似対面点呼をIT点呼と呼んでいるわけですね。
また、IT点呼を利用するには原則「Gマーク」が必要です。
※一部、Gマークが無くてもできる場合もありますが。
現行制度は図をご覧ください。

遠隔点呼とは
基本的にはIT点呼のように、IT機器などを用いて対面点呼を擬似的に行うという点は同じですが、それに加えて日常の健康状態の把握など、IT点呼よりも管理するレベルが高くなっているのが遠隔点呼になります。
一定の要件を満たせば、Gマークを取得していなくても行うことができます。
ここが大きな違いですね。

Gマークが不要なメリットとしては、新規営業所ができた場合、今までは最低でも3年が経過しないとGマーク申請できなかったのが、遠隔点呼であればすぐに始めることができます。
また、IT点呼を他の営業所間で行う場合、連続する16時間以内という決まりがありましたが、遠隔点呼の実施要領には時間の記載がありません。
ということは・・・。

今までのお話は貨物運送業者様のものでしたが、旅客運送事業者様では遠隔点呼は非常に活用できそうです。
これまで、旅客運送事業者様では一定の要件を満たす優良な営業所の、営業所と車庫間でのみでIT点呼が認められていました。
つまり、違う営業所とのIT点呼はできなかったわけです。
疑似点呼のメリットの一つは人件費削減ですから、他の営業所の点呼ができないというのはメリットが薄かったわけですが、遠隔点呼ではそれができます。
皆さんご検討してみてはいかがでしょうか?(西川)